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2014年6月6日金曜日

帳票構築ノウハウ!帳票にまつわる日本企業のこだわり
~オーバーレイのおはなし~

こんにちは、今週の帳票ノウハウは海老原が担当します。

前回、レガシーマイグレーションの話がでましたが、これまで、私も多くのレガシーマイグレーションに関わって、印刷・帳票にまつわる苦労をしてきました。

帳票のマイグレーションに際して、まず最初に確認するのがオーバーレイの数です。オーバーレイの移行、印刷結果確認だけは、本数に比例した作業が発生してしまうからです。日本人の作る帳票は非常に精細で、作った人、使う人の想い入れが詰まっています。
「移行後の帳票も、移行前と寸分違わず印刷できるようにして欲しい」
と言われることがほとんどです。

レガシーマイグレーションをした場合、コンピュータのアーキテクチャから通信、プリンタハードに至るまですべての構成要素が入れ替わる訳ですから、この要求に完璧に応えることは、厳密には、「不可能」ですが、不可能に挑戦する意気込みで(※100%とはいきませんが)お客様に納得して頂けるレベルのオーバーレイの移行が出来たときは、ひそかにガッツポーズです。

オーバーレイとひとくくりに言いましたが、メインフレームで扱うオーバーレイの種類はプリンターメーカごとに独自の方式を取っています。

★オーバーレイの種類
ADJUST(富士通)
FOG(日立)
OGL(IBM)
FORMEX(NEC)
KEL(兼松)
FSL(富士ゼロックス)

これらのオーバーレイを新しいシステムにコンバートしようとすると、一般的には印刷物のスキャンイメージを元に、移行先の帳票ツールですべて新規に作り直すという手間が発生してしまします。これには膨大な工数・期間が必要となるため、見積りの金額も目玉が飛び出るくらいのものになります。

幸い、私の部署には、メインフレームのオーバーレイをコンバートする便利なツールとそのツールを使いこなす心強い特殊能力者(笑)が居て、ほとんどのオーバーレイを自動変換可能にしてしまうんです。ひとごとみたいですが、実際すごいです。メーカーごとに違うコマンドで作成されているオーバーレイが、さらに作成する人の癖を反映したオーバーレイになるわけで、微妙なコマンド使用法の違いなどもでて、一筋縄では、自動変換なんてできないものなんですよ。

オーバーレイの移行を成功させても、帳票のレガシーマイグレーションには、まだまだ、先に険しい道のりが待ち構えています。レガシーマイグレーションには、こういったやってみないとわからない難所がいくつもあります。大変なんですが、やりがいもありますね。

まだまだありますが今回ここまで。またの機会もおつきあいください。

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